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Posted by ミリタリーブログ  at 

2011年09月23日

ハイサイ MID NIGHT







「お久しぶりです、北見さん」

「そろそろ来る頃と思ったよ、アキオ」

「知っていたんですか?」

「ああ、派手にやったらしいな、中華テッチンに純正HCギア、ククク、たいしたモンだ」(ブロー 参照)

「どうしてもまたハイサイを組みたいんです」

「どうした?もう弾バラまいて楽しいトシじゃないだろう・・・いくら稲川淳二でごまかしてもブローはオマエの未熟さゆえだ。チャンバ取り違い?異物混入?ブロー以前の問題だ」(怪奇現象(本当にあった純正HCギアの話)参照)

「しかし・・・もう一度やりたいんです、ヤツと・・・」

「ブラックバードか・・・」

「はい」(ハイサイを作りたくなっちゃった 参照)

「ならオマエのベータを使えば良い。ククク、下品だがあれは早い」(次回サバゲの準備 参照)

「だめなんです、チョッパヤと箱マグじゃあ・・・ヤツと同じ場所に行けない・・・」

「おまえ、まさか・・・」

「ええ、Ver.2で・・・イチロクで・・・」


「・・・OK、わかった、ハイサイを組もう」



―数日後―

「悪いな、付き合わせて」

「いえ、それより納品は数日後では・・・」

「ああ、細かい調整はこれからだ。その前にシェイクダウンをお前とやりたくてナ」

「北見さん・・・」


ビィィィィィ ビィィィィィ ビィィィィィ ビィィィィィ 

「ほど良い速さ・・・きれいなレーザービーム・・・音にも安定感がある・・・」

「デンデンムシにアングスSSスプリング、バレルは208mm、13:1のセクカ3枚に年代モノのハイスモーター、11.1vで33r/s。まずはここからだ」

ビィィィィィ ビィィィィィ ビィィィィィ ビィィィィィ 

「何やってンの?1マグ引き切れヨ!」

「しかし・・・」

「そんな指切りではモーターの本当の速さに達していない。ハイスモーターはトルクが薄い分、立ち上がりの回転数はクソだ。まあ、今どきのモーターじゃそんなことは無いかもナ?」

「・・・わかりました」

ビィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ・・・ギュイーン、カカカッ

「永遠にも思える1マグ掃射も、実際にはたったの10秒だ。それに耐えられないものはハイスとは呼べない」

「しかし、2~5秒たったらトリガを戻すのがセオリー・・・」

「サバゲは緊張の連続、時間の感覚すら麻痺してしまう・・・まあ、こういうのも良いかもナ、5秒以上引いてブローしたら『使い方が悪かったですね、お客さん』(笑)」

「(・・・全国のチューナーを敵に回す気か・・・)しかし、これならブラックバードと・・・」

「いや、まだだ・・・3000発同じように頼む」

「えっ、いくらなんでも・・・」

「相手のハイサイはハイサイでもマルイ純正。回転数で勝ってもブローしたら、それは勝った事にならない」

「・・・了解です」


ビィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ・・・


「33r/sとはいえ、この安定感・・・ギアはテッチンですね、セクカも大変だったのでは・・・」

「いやセクタはマルイ純正HCだ」

「!」



「マルイHCのギア比は13:1。スパーとベベルはSHSの13:1だ。当然逆防ラッチも普通のものだ」

「ギア比はともかく・・・噛み合わせは大丈夫なんですか?」

「ククク、そういう事は精密機械にでもまかせるんだな。きれいごとを並べても、オレ達が行っているのは誰も知らない林の中でのごく少数の暴走だ・・・理解されもしないし、理解されたいとも思わない・・・」

「・・・(答えになっていない)」


ビィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ・・・

「息切れや初速のタレがないところを見ると、セクタチップを入れたのですか?」

「セクタチップ加工品を入れて動作確認済みだが、今回はそんなものは入れていない。純正HCタペプレのみだ。その実力を見るのも目的の一つだ」

「よくそんなモノ・・・どうやって入手したんですか?」

「最近はセクタチップも樹脂製のがあって加工しやすいよナ、耐久性も見たかったが・・・」


「・・・そうですか(コイツ、無視しやがった)」












ビィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ・・・

「フン、SSスプリングで85m/sか・・・OK、アキオ、もういい、8マグも撃てば十分だ。次のS.A.(近くの自販機)で休憩だ。」

「ハア、ハア、わかりました・・・」



「アキオ、オレ、ウーロンな」

「・・・ハイ(・・・今どき自販機にウーロンねえよ。)」

「しかし、中華ギアにマルイ純正セクタの組み合わせとは・・・(バカじゃねえの)」

「ククク、ギア比さえなんとなく合っていれば電ガンなんて回るもんさ、ヨソでもやってるぜ・・・それにセクカなんてしたくても、もうできはしない・・・そういう時代だ」

「・・・もうセクカする情熱は無いと・・・?」

「そうじゃない、営繕がナ、設備室が施錠されちまって、ブラックリストのNo.1にオレの名前が挙がったってワケさ・・・申請書に理由が書けない」

「例の『ジェイソン電ノコ』事件ですね」(ホームセンター嵐!-リポ問題途中経過- 参照)

「正確には『テキサスチェーンソー』らしいがな。しかし重要なのは限られた条件の中でベターを探し出す事だ。その一つがコレさ。ポン付けも悪くない・・・」

「・・・(手抜きと会社設備無断使用を正当化しやがった)」

「もうこんな時間だ、GUNは預かっていくぞ。帰って早速、全バラだ。」

「・・・最後に、北見さん!」

「んっ、何だ」

「・・・どうしてCARBON-15だったんですか?」(CARBON15-MODOKI 参照)




「それはナ・・・」


「・・・」


「啓介、お前は変態銃(CARBON-15)でやれ。やつらが何年かかっても敗れないレコードを作るんだ」


「・・・(コイツ、元ネタ変えやがった・・・)


         ・・・もう、いいです・・・」




配役
アキオ:飲んでる時のオヤジGUN
北見 :飲んでいない時のオヤジGUN
ブラックバード:マルイHCを持ち込んだサバゲ仲間


・・・スミマセン、もうやりませ・・・うーん、またやるかも・・・



ご閲覧、ありがとうございました。





  


Posted by オヤジGUN  at 22:28Comments(2)ハイサイネタ