2012年06月10日
クァンタムギア(―見えてきそうで見えない真実 篇―)
毎度お世話になります、オヤジGUNです。
ゲームの世界では「クリアできそうで出来ない」「コンプリートできそうで出来ない」
といった演出をするのが重要であるそうです。
先達ての「コンプガチャ」騒動もこのような理念で運営されていたと想像が出来ます。
しかしこのような事例を挙げずとも「見えそうで見えない」「ヤレそうでヤレない」ものやオネーちゃんに対して投資や時間を費やしてしまうのも、また人間の心。
そのような人生経験を経て、よもやそんな愚行を繰り返すまじと心に誓った私も現在「出来そうで出来ない」クァンタムギアに悩まされています。
全く、誰かに何とかしてもらいたいものです(なんだっ、その言い草!)
さて、前回逝っちゃったピニオンを交換(SHS製)して再トライしました。
併せて「アイデアの泉(封印箱)」から召喚した第二の刺客「M140スプリング」も実装いたしました。
結果は・・・
初速:Ave86m/s(HOP無し) Ave87m/s(HOP適正)
スプリング:SYSTEMA製M140(ヘタリ気味)
サイクル:25r/s(7.4v 2000mAhリポ)
モーター:エチゴヤ製「TORUQUE-UP」モーター
バレル:Angs製150mm
オイオイオイオイオイ、オイーーーー!!
初速、変わらんやんけー!!
思わずインチキ関西弁が出てしまいます。
しかも負荷が大きいらしく、1マガジンでバッテリーがタレてしまいました・・・
純正ギア比ではM120までが限界ですが、セクカしてあるのでM140も大丈夫かなと思っていましたが、ダメみたいです。引けても実用性に乏しいです。
著しくヤル気がそげてきたので、11.1vでドライブ。
とりあえず玉突きや2~3発後の初速低下はなさそうかなー?
と思っていると
「ギャギャギャギャギャギャ無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!!!!」
スゲー音がして発射不能・・・
「ブローしたか」
と分解した物の、ギアやピストンも無事・・・
シム調整もいい加減だし、メカボも相当古かったのでピニオンが逃げたのだと思います。
そろそろこのメカボも替え時かな?
そんな途方に暮れていたところに
「これ、一休! 229mmバレルとか良いよ」
と言う、ありがたいコメントが!
早速、実装して試射。
初速:Ave89m/s(HOP無し) Ave92m/s(HOP適正)
スプリング:SHS M130スプリング
サイクル:33.3r/s(7.4v 2000mAhリポ)
モーター:G&P製M120モーター
バレル:KM製229mm
おっ、少し上がった・・・
適正HOPで初速が上がるという事はバレル長ももっと長く出来そう・・・
まあ、このあたりが落とし処かな・・・
11.1vでも試射。
玉突きや2~3発後の初速のタレが顕著です。
229mmでも11.1vでは早すぎるか・・・
もはやスプリングレートとバレル長、初速と正常作動はトレードオフの状態まで来ちゃったようです。
「7.4V限定にしちゃうか」
「軽量弾で近距離用のバラマキ機にするか」
「クァンタムギアの記事をすべて削除して無かった事にするか・・・」
「台所までビール取りに行くのメンドいから自室用に冷蔵庫買っちゃおうかな?」
ともあれ、もう少し初速が欲しかったのでバレルを275mmに変更。Ave95m/s(HOP無し) Ave94m/s(HOP適正)。
おっ、ちびっと上がった・・・
しかしこの際、ちょいとした発見がありました。
HOP無し(セミ):Ave95m/s Max97m/s Min93m/s
HOP無し(フル):Ave83m/s Max87m/s Min78m/s
HOP適正(セミ):Ave94m/s Max94m/s Min93m/s
HOP適正(フル):Ave91m/s Max93m/s Min83m/s
この結果からセミでは安定した数値が出ていますが、フルではバラツキが大きい事がわかります。これがタレの原因というか証拠になろうかと思います。
この時はハイスモーターを使用していたので7.4vでも結構な回転数になりました。以前もお話のように、ハイスモーターは立ち上がりは遅いのですが、回りだすと早くなります。
この際、タレが発生する『越えてはいけない一線』を越えてしまうのだと思います。
観察ではハイスモーターがノッて来た時(音が変わる)、タレはじめました。十数発後・・・
11.1vでは2~3発後です。
この『越えてはいけない一線』のサイクル値がはたして何r/sなのか?
その際のバレル長との相関は?
これが今後、追求すべき課題の一つになるかと思います。
しかし、今以上のサイクルを目指す場合、このタレの原因を掴む必要があります。
ここは思案のしどころ・・・
「何だろうな~ また誰か教えてくれないかな~ ぽくぽくぽく・・・ ついでに冷蔵庫からビール取ってきてくんないかな~ ぽくぽくぽく・・・」
と念じていると
「これ、ファッキュー! ひょっとしたらタペプレかもよ」
という、またもや和尚様の様なありがたいコメントが!!
おおっ、そうか、なるほど!回転数が上がればタイミングのズレとか起きても不思議じゃありません。名前もタペットだし!
そうなると非常に高剛性な物を作って、スプリングも超強力にすれば対策となりましょう!クロモリのタペプレとか!!
あれっ、なんか非現実的です・・・
なんかヘンにテンション上がっちゃいました・・・スミマセン・・・
初速はノズル位置にも大きく影響されますので開放タイミングなんかも検証する必要があるでしょう。ただ、ここでも給弾とのトレードオフがありそうな予感・・・
だれかDOHCみたいな発明してくれないかな・・・
どこまでも他力本願なオヤジGUNです。
とりあえずビールは自分で取りに行きます。
多分、つづく・・・
ご閲覧、ありがとうございました。
バレルを275mmに交換した際の、初速データーを見ますと、
完全にバレル内負圧を起こしています。
(ストローをコップの中に入れ、指で栓を引き抜く感じ?)
秒間30発前後までは、230ミリ前後のバレルで追従出来ますが、
それ以上の(35~45)サイクルに成りますと、バレル長150ミリを
チョイスして下さい。
150ミリのバレルを使いますと、初速が稼げなく成るので、高レートの
スプリングが必要に成ります。
例:150バレル使用時:SHS140%、かさ上げ20ミリ、セミ・フル初速
83m/s 0.2g
メカボ、ギア、モーター、スイッチ類には、かなりの負担に成ります。
写真を見ますと、メカボがVer2ですので、次回は、多少強い、強化
リブのVer2.5をお勧め致します。
糾弾は、40発を超えても、普通に追従致しますので、セクターチップ等は
要らないと思います。
糾弾不良が出ました際は、ノズル長を疑って下さい。
又、オカルトチューンの???ホップ等のバレル改造はしないで下さい。
板を汚してしまい済みませんが、また、お邪魔させていただ居ても
宜しいでしょうか?
毎度お世話になります、オヤジGUNです。
コメントが遅れ、大変失礼しました。
貴重なご意見、ありがとうございます。
なるほど、やはりバレル長はそこですか…
SPのM140は再度チャレンジしたいと思います。
個人的には0.2gはともかく初速は90m/sオーバーを狙いたいんですよね…
セミも調子悪いし…
いや、なんにしても蝶羽は難しいっス。
「板を汚して…」とは滅相も無い、是非これからもよろしくお願いいたします。
以上、よろしくお願いいたします。