2015年09月16日
Auto 9 (電ハン始末記番外篇)
毎度お世話になります、オヤジGUNです。
皆様「Auto 9」って知ってるでしょうか?
知らない方はこの記事について全く理解出来ない事が予想されますが、悪しからずお含みください。
つか「ロボコップ」って映画、知ってるでしょうか?
ええ、バーホーベンの方です。リブート(リメイク)版ではありません。
CGとかが全盛になる前、つか使われていない映画です(逆に新鮮)。
当時この映画は衝撃をもって迎えられ、そのメカデザインは以後のヲタククリエイターに多大な影響を与えました(小○誠とか丸パクリしてた)。
私などもロボコップ歩き(曲がる時、先に首を進行方向に向けた後、体を回転させる)を真似するとか、(前回も触れましたが)レーザーサイトを使って「ニニニニニ……」とか言ってクラレンスごっことか、何を聞かれても「マーフィー!」「Thank you for your corporation.」しか答えないなど、頭の悪い遊びをしていました(イヤイヤ、みんなしてたって)。
その主役(ロボコップ)が使用していたのがこの「Auto 9」です。
ベレッタ93Rベースのプロップガンですが、実際の3点バーストを映像で見たのはこれが初めてでした。映画でのビッグガンといえば「ダーティハリー」の44マグナムや「ターミネーター」のハードボーラーが有名ですが、マニアしか知らなかった93Rを架空銃とはいえ表舞台に引きずり出した功績は賞すべきでしょう。そもそも当時93Rは対テロ用の……(以下略)。
その衝撃はエアガン業界においても然りで、MGC(現KSC)やWAという一流処もこの「Auto 9」をモデルアップしていました。MGCは既に93Rをラインアップしていたのでバリエ展開だったのに対し、WAは新規設計という気合の入れ様でした……。
つまり、今回の目的は
「イマドキの製品を使って昔の銃をアップデイトする」
よくある話です。
当然、ベースになるイマドキの製品は「マルイ製 電ハン93R」。
エアソフトガン黎明期からを知る私としてはこの93Rはマストアイテム。発売当時、勇んで購入しました。
『これを最後に電ハンはフルオート機能が無い銃をもラインアップして行くのであった。』
(注:田口トモロヲ風に)
しかし、グリップはでかくて握りにくいし、判官びいきも相まって
「あっ、オレってそもそもベレッタ(93Rも92Fも)あんま好きじゃなかったわ。」
という事を思い出し、ほとんど死蔵化していました。
そこにたまたまリサイクルショップで発見した旧モデルと「遅れてきた電ハンマイブーム」が重なり、このような所業と相成りました。
まず使用した旧モデルはMGC製。これは既存モデルに容易にポン付け出来る設計の為、マルイ製にも小改造で取り付け可能です。
実はWA製も入手したのですが、グリップ寸法も全く合わず、先端巨大スタビライザも肉が薄くペラペラで使用を避けました。
●小改造_其の壱:グリップ
マルイ製の電ハンはメカボ収納の為、大きめにディフォルメされていますが、旧MGC製も太めなのでデザインナイフでカリカリ削る程度でなんとかなります。ただ、グリップスクリューの位置が著しくずれているところが一箇所あるので、パテとか使って何とかしましょう。
(イヤ、だからオレはそのまんまだって……)
●小改造_其の弐:93R先っちょ
先っちょ、上部を切削しました。文章で説明しても解りにくいので、写真をご覧下さい。
これはたまたまこの部分が引っかかって、上手く巨大スタビライザがハマらなかったので、こういう処理をしたのですが、こうしますと、インナバレルが長くてもスライドが外せるというカスタムにもなっています。また、アウタバレルを実装しなくてはならないので切削する前にアウタバレル用のタッピング(ネジ切り)をしておく必要があります。
タッピングと言ってもネジが切られているアウタバレルをタップ代わりに、力任せにねじ込むだけですが……。
●小改造_其の参:固定ピンの作製
本来ですと6mm径のピンが入るのでしょうが、ズレが生じている為、入りません。従って、6mm径のピンをこのような形状にして使用しています。ちなみに元はM14メカボのセレクタパーツです。
●小改造_其の肆:インナバレル
今回の一番の懸念点がここでした。まず、延長したスタビライザー分、インナバレルも延長すると270mm必要になります。そんな長い電ハン用バレルも無いし、シリンダ容量も足りるかどうか心配でした。
しかし意外にもKM製からコン電用の300mmバレルが出ており、それをカットして使用しました。なんかコン電が出たての頃、試しに購入していたようです、私……。
また、シリンダ容量ですが、結果的には極端な初速の低下は無かったので、とりあえず良しとします。
電ハンはライラ以外の強化スプリングへの交換だけで75~78m/sくらいになります(ヘタルる前)。さらにPDI製01バレルで83~85m/sくらいになるのですが、このAuto9については01バレル無しで81m/s出たので、まあいいかなと……。
●小改造_其の伍:リアサイト
MGC製も既存の93Rに接着でとりつけてあるため、力任せに「バリッ」と引き剥がして接着します(今回、力任せの作業多いな)。この際、腕の力だけではなく胸部の筋肉を……(以下略)
●小改造_其の陸:スプリング交換
今回はSTAK製「130%スプリング」を使用。特に意味はありません。超強力で安かったからです。
●小改造_其の漆:配線変更
これも前回USPと同様にコネクタ直結にしました。
http://oyazigun.militaryblog.jp/e674635.html
USP以降、メカボからの配線には端子が付いていますが、93Rや18cはバッテリブラケットに半田付け。なので分解がメンドクサイのですが、このようにすると作業がラクになるのでオススメです。
また今回も電ハン用バリカタ(ダーティワークス社取り扱い )を使用しました。
さて、実射性能はというと、電ハンとしては破格のバレル長で命中精度は高いと思いきや、イマイチです。これはバレル固定における剛性の不足や、長すぎて手がぷるぷるしてしまう、という点が理由として考えられます。
余談になりますが、今年は映画のリメイクというかリブート版が数多く公開され、我々オヤジ世代は、映画館のメンバーズカードのポイントが大変な事になっています。
「マッドマックス」「ターミネーター」「ジュラシックパーク」がリブートされ「アベンジャーズ」や「ミッション・インポッシブル」「007」の続編、そして年末には「スターウォーズ」の公開が控えており
「エアガン弄りどころじゃねーよ」
と言ったところです(ナンだと)。
そんな「映画の当たり年」の「お祭り騒ぎ」の一年前に「リブート版ロボコップ」は公開された為、シビアに評価され、評判はイマイチでした。正直私も
「なんでニール・ブロムカンプが脚本と監督しなかったんだ」
「今ならピーター・ウェラーがクラレンス役、出来る(つか出て欲しかった)」
「マイケル・キートン出すなら『ロボコップvsバットマン』にしてくれ」
とか思ったものです。
今現在、冷静になって振り返るとバーホーベン版に比べ、ブッちぎり感は無いものの、キャストは豪華で、設定やストーリーは良く練られているし、旧作ファンに対しての配慮も丁寧で、なによりロボコップのデザインがスゲーカッコいいのです。
もし、今年に公開されていれば、少しは「お祭り騒ぎ」効果で酷評は薄まったでしょうに……。
欲を言えば、大ヒットを記録して、KSCあたりがプロップガンを製品化して欲しかったです。
まあ、それを言いだしたら
「マルイは黒歴史であるガスリボルバーシリーズの新作として『デッカートブラスター』を出せ!つかタナカでもマルシンでもいいや」
「マルイはナゼ『ハードボーラー』『UZI』『SPAS12』は出したのに『AR-18』を出さないのだ!もはやコンプライアンスの欠如と言っても過言ではない」
「中華パチメーカーは『ガーゴイル』のパチシューティンググラスを直ちに出せ」
言いたい事の枚挙に暇はありません。
もう分かるヒトにしか解らなくなってきたようなので、この辺でやめておきます。
オヤジのノスタルジーとご理解頂ければ幸甚です。
最後に……
「マルイはコン電でマイクロUZI出せ!」
(チャック・ノリスごっこしたいから)
以上、よろしくお願いいたします。
2015年08月13日
電ハン始末記(Hi-CAPA E篇)
毎度お世話になります、オヤジGUNです。
猛暑つづく今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか?
私などは、ちょっと歩くだけでも汗をかき、しかも集中的に頭部、とりわけ後頭部付近から噴き出します。
「これが全部、加齢臭の素になるんだろうか?」
と思うと、更にいやな汗が出ます……。
さて、先達てマンをジして購入したHi-Capa E。
入手当初は進化した電ハン性能と馴染みのある操作性、なにより大好きなガバ系の容姿から
「もうこのままで十分。そばにいるだけで幸せ。」
と思っていましたが、時が経つにつれ、不満なども出てきました。
とりあえずルーチン作業として、スプリング交換、バレル交換、ベアリング化、SBD施工を致しました。
これにより初速HOP無し:83.6m/s HOP適正:83.1m/sと、調子の悪い箱出しフルサイズ電動ガン程度になり、46m先の一斗缶にも(フルで)バカバカ当たるようになったので
「一応義理は果たしたし、これでコイツも気がすんだだろ。」
と思っていました。
だがしかし
しばらくすると、セミが効かなくなり、フルもしくは2点バースト状態に……。更に集弾性が大暴れし始めました。そして初速も78m/s台に低下。
「オマエ、ナニヘそ曲げてんだよ。」
と問いかけても物言わぬ電ハン(当たり前だ)、原因究明および対策に勤しみました。
その結果、このような対策で問題は解決致しました。
どうもセミ不調の原因はカットオフレバーの押上量が不足していたようです。
カットオフするパーツ(正式名称不明)に(たしか)0.3mm厚のプラ板を貼ってみました。
結局、チューニングの結果こうなったのか、摩耗等による物なのかの原因は判らずじまいでしたが、まあ良しとします。
集弾性大暴れの原因は今回使用したPDI製01バレルにあったようです。バレル内壁に弾が擦れたような跡がありました。
「コイツ、こんなにキツかったっけ……」
と、心が折れそうになりましたが、同時期に01バレルに換装したコン電のスコーピオンは何とも無かったので
「オレのやり方が悪かった」
という結論に達しました。何がどう悪かったのかはナゾ。
気を取り直してバレル清掃を行いましたが、これがまた大変な事に……
クリーニングロッドで、こすってもこすっても、カスがモリモリ出てきます。
まるで1週間風呂に入っていない、もしくは骨折のギブスがとれた患部を洗った時の垢のようにボリボリ出てきます。
「どんだけ出んだよ!」
ちょっとこのメンテナンスを定期的に行うのはイヤになったので、バレルを純正に戻しました。
初速低下が懸念されましたが、01バレルで最終的に78.75m/sだったものが78.34m/sになった程度で収まりましたので、まあ良しとします。
換装後83m/sが5m/s程度低下したのはスプリングのヘタリとあきらめます。このテのスプリングはどうしても換装直後としばらく経った後ではこのくらいの低下は致し方ないというのが私の感想です。
「まあ、慣れてくりゃこんなモンか……」
初速が遅いことの負け惜しみになりますが、各部のシーリングを徹底することでもっと初速は上がると思います。私もチャレンジしましたが、この作業は意外と難しくて、失敗するとかえって初速を下げてしまいます。実際、テキトーシーリング処理をしたところ20m/sくらい初速が低下しました……。
そんなこんなで、若干の不満や不条理は感じるものの、元の鞘に収まった感じです。
「まあ、いろいろあったけどオレもちょっと無神経だったよ……。どれ、たまには気分を変えてみようか。」
という訳で気になっていたシルバー部分をゴールドに塗り、ちょっぴりゴージャスになりました。これで「ハイキャパ・ゴールドマッチ」に劣情(物欲)を抱き、波風たてる事もないでしょう。
一応、レシピ。
・バレル:純正
・スプリング:EXパワースプリング(アングス製)
・ベアリング:イーグルフォース製
・SBD:電ハン用バリカタ(ダーティーワークス製)
・金色の塗料:GXブルーゴールド(GSIクレオス製)
今回はコレで収まりましたが、おいおいメンテナンス不備での問題や改善策も出てきましょう。
ただ暑くて、もう何にもスル気が起きないのも事実です……。
まあボチボチやりたいと思います。
ご閲覧、ありがとうございました。
2015年07月04日
USP(電ハン)を(あえてこの時期に)イジろう!
毎度お世話になります、オヤジGUNです。
しのぎやすも遠のき、梅雨のすき間には汗ばむ陽気の今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか?
ガスブロも既にシーズンインといったところですが、私はといえば、電ハンにはまっています。
なぜなら
所蔵の電ハンがすべてブッ壊れ始めたからです。
チューニングは施しているものの、メンテナンス等は怠ってはいなかったつもりでしたが、とあるインドアフィールドに持ち込んだところ、4丁中3丁が不調で、初速測定すら出来ないという前代未聞の不祥事を生じ、正直テンション、ダダ下がり……。全く精彩を欠くハメに……。
仕方ないので修理とかに勤しんでいる次第です……。
さて、発売当初からしょぼいフィーリングやギミックのプアさからイマイチ評価の低い電ハンですが、その有用性は認められるものであると考えています。
もし
「シューティングマッチに出ろ」
とか脅迫されたら
「電ハン使って良いですか?」
とか答えそうです。
しかしながら、少ないスペースに機能を凝縮しているため、耐久性に乏しく経年劣化も想像以上です。更にチューンドともなれば、リポ化のみであってもその傾向は顕著。
そこで、まだプルーフは不十分ですが、有用であると思い、実施した事をご報告したいと思います。
・USP
わりとすぐ不具合が出たのがコイツ。
トリガのレスポンスが悪くなり、次第に給弾不良が。最初はフルオートでの歯抜けやセミ不発でしたが、ついには全く弾がでなくなりました。
早速ググって見たところ、給弾不良は下記2点が主な原因らしいっス(ちったぁ自分でなんとかしろよ)。
①マガズィ~ン(マガジン)内部のバリおよび段差
②ノズルの後退不足(ノッカーカム?の摩耗)
①に関してはなんとなく分かっていたので、なんとなく対処していましたが、調子が良かった100連マガズィ~ン(バカにしてんだろ)でも給弾不良が顕著になったため②の対策を行いました。
何でも世の中にはこれに対処するパーツ(Big-Out製のセクターキャップとか)があるそうですが、田舎では入手できません(いい加減アマゾンとかで買い物できるようになれよ)。
たまたま手元にあったプラモ用に購入した真鍮パイプでパチもんを作製しました。
当然、内径がぴったり合うモノなどないので、近しい内径のモノを5mmに切って、切れ目を入れます。そしてカムのシャフトに「グニッ」とブチ込みます。ノズルにあたる側に切れ目がこないようにして、瞬着で固定。瞬着よりエポキシ系やプラリペアとかの方が耐久性は良いと思われますが、メンドクサイので手元にあった耐衝撃タイプの瞬着を使いました(バーカ)。
肉厚的に後退量が少ないかな?とも思いましたが、今回はこれで解決したので良しとします(テキトー)。
①については他の有名諸兄殿が情報公開して頂いているので、そちらをご覧くだい(またかよ)。
ただ、今回というか、昔からマガズィ~ン(もうやめろ)由来の給弾不良についてとりあえずやってみるのがドライタイプの潤滑剤(「鍵穴のクスリ」とかの商品名で売ってるボロン配合のヤツ)です。HOP機構が一般的になった昨今では多用は御法度ですが、軽微な給弾不良やリップ等の摺動改善にはそこそこ使えます。昔(BV時代)はエンジンオイル添加剤として売られてたボロン粉末をBB弾ボトルにまるごと……(以下略)。
そうそう、あと給弾不良の原因に「弾の選択」があります。多くはコン電やガスブロ(ハンドガン)で顕著ですが、電ハンでも起こりうるものです。つかダブルカアラムはほぼ全部。
ハンドガンにおける給弾不良を相談された場合
「タマをマルイ純正にしてみ」
という対処で大概はクリアします。
http://oyazigun.militaryblog.jp/e438074.html
さて、今回はこれでは終わりではありません。最初に気になった「トリガレスポンスの低下」について対処しました。この症状自体はスイッチ端子の劣化摩耗によるものなので、クリーニングと端子調整で改善されますが一過性の対処です。リポ化とスプリング交換は予想以上にスイッチに負担をかけるものであることが今回の不具合対応で分かりました。
つーワケで、今流行りの「SBD」をつけてみました。チョイスしたのはダーティーワークス製。
ダーティーワークス製の選定理由はマイブームになっているMOSFETを取り扱っている会社なので、まあ間違いはないかと……。
カラシタカナ氏のブログも大変有用で傾倒しております。
http://karashi.militaryblog.jp/
問題は九州の人なのに微妙なエロが少ない点でしょうか(謝れ、九州の人、全員に謝れ!)。
九州の企業様らしく豚骨ラーメンのリテラシがなければ意味がわからないネーミングです。私はいつも「普通」ですが、これにあやかり「バリカタ」とかも試してみたいと思います(ナンの話だ?)。
半田の盛り方も極めて多めで大変作業がしやすいです。なんか企業としてのサービスというか良心を感じます。
併せてリポ使用を前提として配線をコネクタ直結にしました。通電効率云々というよりスペース確保に有利だからです。
とりあえず既述対応でUSPは復活しました。ただし、スイッチ以外の経年劣化は再発するものと容易に想像ができるのでおいおい観察していきたいと思います。
んで、一応レシピ。
・ピストン:マルイ純正
・給排気系:マルイ純正
・軸受:ベアリング(ライラ製)
・スプリング:130%(STACK製)・バレル:01バレル(PDI製)
・チャンバパッキン:マルイ純正
・初速:USP用112mm→Ave83.0m/s(0.20g弾)
Mac10用135mm→Ave86.6m/s(0.20g弾)
・サイクル:Ave19.4r/s(7.4vライラ電ハン用リポ)
・電装系:電ハン用バリカタ(ダーティワークス社取り扱い )
しかし、この電ハンシリーズは新しくなるたびギミックが凝り、質感が向上していくのは良いことなのですが、それに伴いパーツが小型化しています。作業中の紛失もしばしばでイジリ系としては痛し痒しといったところ。
特にバネなどはホームセンターに無いような細かいモノを使用しているので無くしたら一大事です(飲酒状態では特に)。
場所によってはバネと部品を接着しても良いかと思います。
今回の作業で一番困難を極めたのがこのパーツの探索です。
見つけたとき思ったことは
「あっ、オレ、人生における幸運を結構な量、今使っちゃった……」
幸福論を語るためのも、電ハンのパーツの細かさは何とかして頂きたいものです。
ご閲覧、ありがとうございました。
2014年12月14日
ハイキャパ E
毎度お世話になります、オヤジGUNです。
半年以上の無更新を経ての投稿ですが、その点の経緯は全く無視して本題です。
イヤイヤまてまて
実のところ、社内移動で慌ただしく、残業三昧の日々。
上司との意思疎通の構築になやみ(そんな)、新しい同僚に気を遣い(タマじゃ)、資料作成のルールにすら悪戦苦闘の日々(ねーだろ)。
おかげで酒量が増えました。
(それは別のハナシ)
作業室もない事務職然とした職場にパワハラ上司。サービス残業と称してのエアガンのパーツ加工も不可能、ストレスは確実にモチベーションを蝕みます。
エアガンいじりどころか、身体の一部位をイジる気力も起きません。
そんな中、待ちに待った新製品である「マルイ製電ハンハイキャパE」が発売され、購入し、大した事もしないでも記事書けるだろうと考え、久々の投稿をした次第です。詳細なインプレはメジャーなブログや雑誌記事をご参照ください(ナメてんのか)。
とはいえ、販売翌日に購入したほど思い入れのある機種(ホントは二次ロットを待つほうが賢い消費者)。電ハンは評価はイマイチですが、サバゲに重きを置く小生にとっては、動向すら観察対象であるマストアイテム。
「環境(外気温等)に左右されず、安定したパフォーマンスを発揮する道具」
という観点から、支持をしていました。
電動GUNが当たり前になっている昨今では理解しがたいと思いますが、四半世紀以上サバゲに携わっている者(ガスガンとかでサバゲしたことのある者)としては、この特性は画期的で、パラダイムシフトを通り越してトラウマです。
しかしながら、電ハンとなるとその感動は不思議とありませんでした。「しょぼい発射フィーリング」や「高級ワリバシマガジン」などが理由として挙げられますが
「ウチ、そればかりではないような気がするん・・・・・・」
というのが正直なところ(つまり、あんま考えてないってコト)。期待を寄せる理由はなかったのですが
「ハンドガンはガバに始まり、ガバに終わる」
な私としては万難を排し、購入する必要があります。
http://oyazigun.militaryblog.jp/e226097.html
地元にショップがないため、本品を入手すべくSt.アキバ(聖地秋葉原)へ上陸(べつに海、渡ってねーけど)。
しかしながら発売直後では「予約分で終わり」というショップが大半でした。
「キャンセル分よこせ」
と詰め寄る事も可能なのでしょうが、折角なので別の聖地アカバネまで足を伸ばしました。
案の定、不良在庫のように(失礼)積み上げられた新製品を目(ま)の当たりにして、老舗の底力を感じました。
こうしてレジの店員の受け答えにイラッとしつつ、無事購入。
期せずして開催中の「中古市」も堪能でき、ちょっとウキウキ気分で帰宅。
早速翌日、「コソ練(コソコソ練習すること)」に勤しんでいる友人や後輩達に見せびらかしました(帯くらい外せ)。
気になる実射性能ですが・・・・・・
「アレ?不思議とよく当たる・・・・・・大した改良も無さそうなのに・・・・・・」
初速やフィーリングなどは既存電ハンとほぼ同じなのですが、ハンドガン用近距離ターゲットにバカバカ当たります。チューンした電ハングロックより調子イイんじゃないの・・・・・・?
「剛性が高まっているのか?」
同じ電動GUNでも剛性の高いAKはノーマルプラフレームでもM4なんかより高い集弾性を示します。そーゆーロジックかなと思っていましたが
「オヤジGUNちゃんはさぁ、やっぱガバ系だとサイト位置とか持ち方とかが慣れてるからさぁ、撃ちやすそうだよねぇ」
との友人のお言葉。
なるほどね・・・・・・
言われてみりゃ、ハンドガンはほとんどネタ以外はガバ系で、MGC製ベレッタ93R全盛期にもAR7使ってたし、グロックなんてほとんど触った事も無く、あまつさえUSPなんてそもそも無かったし・・・‥・
つまり今までの電ハン不活躍は、私の練習不足であった事を理解しました。
納得
しかしながら、欠点も無い訳ではありません。それは
「イタすぎるチェッカリング」
どうもコイツも電ハン特有の
「見た目には全く分からないが専用ホルスタに入らない程度の微妙なディフォルメ」
が施されているようです。それはグリップの寸法なのでしょう、素手で撃つと、お風呂に入ったとき、右手中指の付け根あたりがしみるくらいの痕が出来るくらい、チェッカリングが食込みます(よくわかんねーよ、この文章)。
とはいえ、そこを改善させるのもまた楽しみの一つで、良い意味でチューンドベースとしてのガバの系譜を踏襲しているとも言えましょう。
「メカボが詰まってるけど、どこまでハイグリップできるかチャレンジしようかな?」
「銀塗装のパーツは全てつや消し黒に・・・・・・スライドだけDEかODにしようかな・・・・・・」
「早くこれにあったCQCホルスタ、ウイリーさんアナウンスしてくれねーかな?」
「ハイキャパをボブチャウばりにカド丸めたら変態扱いされちゃうかも、ウフフ・・・・・・」
夢は膨らむばかりです。
いやいや、好きなガバ系ということで長文になり失礼いたしました。
いずれまた、チューンなどが進みましたらご報告したいと思います(しねーな、多分)
ご閲覧、ありがとうございました。
2013年10月26日
AGITO with 18C(電ハン)
毎度お世話になります、オヤジGUNです。
今更ですが、先日10/21にAGITOへ行ってきました。
日曜日にサバゲを予定していたのですが、最近次の日(月曜日)が辛い事と有休消化の為、お休みを頂きました。
上司から了承メールを得た数分後、
「AGITOの月曜定例会に行こう」
とのお誘いメールが・・・・・・
・・・・・・休ませろ
情報漏洩しているのではないかと疑うほどジャストインタイム(弊社の有休取得手順はすべてPC)。
断る理由すら失念しました。
ゲーム翌日でヘロヘロ状態での参加と覚悟しましたが、幸い日曜日のサバゲは悪天候で中止に。しかも移動は友人が車を出してくれた為、快適なドライブをマンキツ。立ち寄ったコンビニでビール購入を必死に自制しながら到着。
「どぉれ、今をときめくAGITOとやらは如何な物かな?」
そんな邪心を含んだ私でしたが、スタッフの方々に親切丁寧に接して頂き、進行も大変スムーズ。緩やかに思えるもツボを押さえたルールや注意事項などは、こういう遊びを熟知している方が存在している事を感じさせ(キングジョーさんとかなんだろうけど)安心感を覚えると共に雰囲気造りの妙に感じ入るばかりでした。
たまたま我がチームにキングジョーさんが編成され、絶妙なトークと高品位なアタックメソッド、および下ネタを堪能いたしました。
ローターをトビっこと称するは意外と世代が近いかも・・・・・・
また更に好感が持てたのはその客層。皆様紳士で、和気あいあいとし、安心して参加できました。初めての私ですらこのような気持ちですから、皆様も同様である事はその表情から窺い知る事が出来ました。
フィールドもなかなか奥が深く、日々スタッフの方々が改善に勤しんでいる旨が推測されます。
ついつい面白くて、必要以上に動き回ってしまいました。
ただ悔いが残るとすれば、当日持ち込んだ己が道具のチョイス。
普段は森林フィールでの活動なので、おのずと高初速、ハイサイクルに偏っています。一応、インドアという事で初速の低い物を選んで(またはディチューンして)持込ましたが、使い勝手はよろしくありませんでした。
取り回しの良さはサバゲにおいて有用ですが、インドアともなると更に意味合いは違ってきます。近距離での出会いがしらが多いため、長物では持て余し感がありました。特にセミ戦という事で、よほど気合の入ったスナイパーでも無ければ、長物にアドバンテージは感じられませんでした。
んで、一番活躍できたのはハンドガン。
実際、装弾数が少ないと思しきリボルバーで参加されている方もおりました。しかも困った事にそれでも全然強い・・・・・・
このように道具の差が出にくい事もこのフィールドの魅力でありましょう。意外とシューティングマッチな方々も楽しめるのではないでしょうか?
蛇足ながら、今回使用したハンドガンを紹介したいと思います。
「電ハングロック改_TP2」
「TP2」とは映画「トランスポーター2」が由来です。劇中で女ヒットマンが使用していたレーザーサイト、サプレッサ、ロングマガジンの18Cの2丁拳銃がモチーフです。
当然、全く同じ外観・仕様のモノを2丁作製しましたが、どーゆー訳か今は一丁です。
レーザーサイトモドキのバッテリーケースをABS板で自作。既存の電池BOXを使用した蓋は下部にあり、スライドを外さなくてもバッテリー交換ができます。当初、どうにもレスポンスが悪いマルイ純正専用バッテリー対策として、FET実装まで行った改造ではありますが、リポ使用が可能になった昨今では、立派な変態銃です。
ただ、時流に沿いリポは使用していますので性能的には過不足はありませんでした。
しかしながら、過不足を感じたのは己の身体。今、正に筋肉痛です。いつもとは違う部位の筋肉がえらい事になっています。
むうぅ、業務に差し支えないように有休を取ったのに、一週間まるごと差し支えました。
・・・・・・でもまた行きたいです。
ご閲覧、ありがとうございました。