2015年02月14日
DREAMS COME TRUE
毎度お世話になります、オヤジGUNです。
「DREAMS COME TRUE」
(夢はきっと叶う)
良い言葉です。
「ドリームズ カム トゥルー」
略して
「ドリカム」
更に略して
「ドム」
と言うわけで長年懸案であった「トロピカル テストタイプ ドム(バンダイ製1/144)」を完成させるという夢が叶ったのでご報告いたします。
今回の作品において、個人的にご評価して頂きたいのが、塗装はすべて缶スプレーと筆塗り、そして構想から完成までの全工程においてすべて飲酒を伴った作業、という点です(ゴヒョーカできません)。
昨今におけるガンプラの特筆すべきはその組み立てやすさ。
すっと入って、ピッとはまる……
金型技術の視点から見れば高度な精度と管理。経験やスキルがない方でも組み立てが難無く行えれるという事は、実はすごい事なのです。
このように優秀なイマドキの工業製品(プラモ)を造りながら常に思う事といえば
「こんなラクなモンばっか造ってたら、人間ダメになる」
その点、本作例はそのような技術が確立する以前のキット。それを今日に作製することは、端的に申せば
「苦労を金で買う行為」
若い方であれば「人間形成に必要な行為」ですが、オッサンの私にとっては「ドMの証明」です。
ドM、略してドム。
まずは、素組みでガッカリしましょう。
「昔はスゲーカッコ良く見えたんだけどな・・・・・・」
と感傷に浸り、過度の飲酒および、酔った勢いで各部をユニットごとにバラバラに切断作業。
「何もせず(やれば良かったと)後悔するよりも何かをやって(やらなければ良かったと)後悔する方が何倍もマシだ!」
という諸先輩方のアドバイスに疑問を呈しつつ、バラバラになったプラスチック片(パーツ)を呆然としながら仮組み。
その際、イマドキのポリキャップ製品群や凝ったキットの関節部移植などして接続します。
イマドキのポリキャップで腕も足も二重関節化。
これによりジャイアントバズを両手構えたり、ヒートロッドに手がかけられるように、可動範囲を改善できました。
凝ったキットの関節部
(つか、HGザクの足首そのまま移植)
腹部も関節を増やします。コレはポージングの自由度を増す事が出来、オススメです。
頭部はモノアイ部をくり抜いただけで、ほぼそのまま使用。
モノアイ可動は特大バーニアに目玉を貼り付けてこんなカンジ。
ピンクのクリアレンズパーツの下にミラーシールを貼っているので、運が良ければ光を拾って光ります。
アンテナ部にスプリングを一箇所カマしておくと、不意にぶつけて
「ヒィィィ、アンテナ、ポッキり、イっちゃったァァァ・・・・・・!」
というアクシデントを回避できます。
足の裏にホームセンターで購入した磁石を仕込みます。これにより多少無茶なジョジョ的なポージングも可能になります。美麗な足裏モールドのあるキットには、小型でも強力なネオジウム磁石とかもアリです。
ジャイアントバズはHGザクR-2の物を流用。付属のモノを使用しようとしましたが、断念。
サフ吹き状態(サフェーサ処理後)
モデラーにとって一番の難関がココ。
表面処理の確認または彩色塗装のための一工程なのですが、この時点で
「あふぅ・・・・・・カコイィ・・・・・・もうコレでいいや……」
となり、創作意欲がイナーフになってしまいがちです。しかし、己を律し、完成へと赴かなければなりません。
私はこの”あふぅ”状態で数ヶ月を費やしました。
塗装はダークイエロー単色がお作法なのでしょうが、ツートンカラーを採用。なぜなら、単色は粗が目立ち、高いスキルを要求されるため安易な方向に走りました。
一応、セミグロブラック立ち上げ。
塗装後、これまたイマドキの水転写デカールを酔いに任せてペタペタ貼った後、クリアを吹いてウエザリング。と言っても、墨入れとテキトーなフィルタリングとドライブラシのみ。
写真が趣味という後輩に撮ってもらいました。芸術性が高いマインドだったので、ガンプラの写真というより
「森の妖精」
みたくなりました。これはこれでスキなのでUPさせて頂きます。
まあ、何とか完成にこぎつけ、写真なども撮り、知人に見せたところ
「ホウ、なかなかの出来だね」
「あのキットをここまで……」
「ヤフオクに出せばそこそこ値がつくんじゃね?」
「売れたら飲みに行きましょう」
なんか、変な流れになってしまいました・・・・・・
私もそんな気分に流されつつあります・・・・・・
それで良いのか?
まあ、イイかな・・・・・・
ちょっと熟考したいと思います。
次回、ガンプラネタはコレ(投稿時期未定)。
ご閲覧、ありがとうございました。