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Posted by ミリタリーブログ  at 

2015年07月04日

USP(電ハン)を(あえてこの時期に)イジろう!




毎度お世話になります、オヤジGUNです。

 しのぎやすも遠のき、梅雨のすき間には汗ばむ陽気の今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか?

 ガスブロも既にシーズンインといったところですが、私はといえば、電ハンにはまっています。

 なぜなら


 所蔵の電ハンがすべてブッ壊れ始めたからです。


 チューニングは施しているものの、メンテナンス等は怠ってはいなかったつもりでしたが、とあるインドアフィールドに持ち込んだところ、4丁中3丁が不調で、初速測定すら出来ないという前代未聞の不祥事を生じ、正直テンション、ダダ下がり……。全く精彩を欠くハメに……。

 仕方ないので修理とかに勤しんでいる次第です……。

 さて、発売当初からしょぼいフィーリングやギミックのプアさからイマイチ評価の低い電ハンですが、その有用性は認められるものであると考えています。

 もし

「シューティングマッチに出ろ」

 とか脅迫されたら

「電ハン使って良いですか?」

 とか答えそうです。

 しかしながら、少ないスペースに機能を凝縮しているため、耐久性に乏しく経年劣化も想像以上です。更にチューンドともなれば、リポ化のみであってもその傾向は顕著。

 そこで、まだプルーフは不十分ですが、有用であると思い、実施した事をご報告したいと思います。





・USP

 わりとすぐ不具合が出たのがコイツ。
 トリガのレスポンスが悪くなり、次第に給弾不良が。最初はフルオートでの歯抜けやセミ不発でしたが、ついには全く弾がでなくなりました。

 早速ググって見たところ、給弾不良は下記2点が主な原因らしいっス(ちったぁ自分でなんとかしろよ)。

①マガズィ~ン(マガジン)内部のバリおよび段差
②ノズルの後退不足(ノッカーカム?の摩耗)

 ①に関してはなんとなく分かっていたので、なんとなく対処していましたが、調子が良かった100連マガズィ~ン(バカにしてんだろ)でも給弾不良が顕著になったため②の対策を行いました。
 何でも世の中にはこれに対処するパーツ(Big-Out製のセクターキャップとか)があるそうですが、田舎では入手できません(いい加減アマゾンとかで買い物できるようになれよ)。

 たまたま手元にあったプラモ用に購入した真鍮パイプでパチもんを作製しました。




 当然、内径がぴったり合うモノなどないので、近しい内径のモノを5mmに切って、切れ目を入れます。そしてカムのシャフトに「グニッ」とブチ込みます。ノズルにあたる側に切れ目がこないようにして、瞬着で固定。瞬着よりエポキシ系やプラリペアとかの方が耐久性は良いと思われますが、メンドクサイので手元にあった耐衝撃タイプの瞬着を使いました(バーカ)。







 肉厚的に後退量が少ないかな?とも思いましたが、今回はこれで解決したので良しとします(テキトー)。


 ①については他の有名諸兄殿が情報公開して頂いているので、そちらをご覧くだい(またかよ)。
 ただ、今回というか、昔からマガズィ~ン(もうやめろ)由来の給弾不良についてとりあえずやってみるのがドライタイプの潤滑剤(「鍵穴のクスリ」とかの商品名で売ってるボロン配合のヤツ)です。HOP機構が一般的になった昨今では多用は御法度ですが、軽微な給弾不良やリップ等の摺動改善にはそこそこ使えます。昔(BV時代)はエンジンオイル添加剤として売られてたボロン粉末をBB弾ボトルにまるごと……(以下略)。

 そうそう、あと給弾不良の原因に「弾の選択」があります。多くはコン電やガスブロ(ハンドガン)で顕著ですが、電ハンでも起こりうるものです。つかダブルカアラムはほぼ全部。
 ハンドガンにおける給弾不良を相談された場合

「タマをマルイ純正にしてみ」

 という対処で大概はクリアします。
http://oyazigun.militaryblog.jp/e438074.html


 さて、今回はこれでは終わりではありません。最初に気になった「トリガレスポンスの低下」について対処しました。この症状自体はスイッチ端子の劣化摩耗によるものなので、クリーニングと端子調整で改善されますが一過性の対処です。リポ化とスプリング交換は予想以上にスイッチに負担をかけるものであることが今回の不具合対応で分かりました。





 つーワケで、今流行りの「SBD」をつけてみました。チョイスしたのはダーティーワークス製。
 ダーティーワークス製の選定理由はマイブームになっているMOSFETを取り扱っている会社なので、まあ間違いはないかと……。
 カラシタカナ氏のブログも大変有用で傾倒しております。
http://karashi.militaryblog.jp/
 問題は九州の人なのに微妙なエロが少ない点でしょうか(謝れ、九州の人、全員に謝れ!)。
 九州の企業様らしく豚骨ラーメンのリテラシがなければ意味がわからないネーミングです。私はいつも「普通」ですが、これにあやかり「バリカタ」とかも試してみたいと思います(ナンの話だ?)。




 半田の盛り方も極めて多めで大変作業がしやすいです。なんか企業としてのサービスというか良心を感じます。

 併せてリポ使用を前提として配線をコネクタ直結にしました。通電効率云々というよりスペース確保に有利だからです。








 とりあえず既述対応でUSPは復活しました。ただし、スイッチ以外の経年劣化は再発するものと容易に想像ができるのでおいおい観察していきたいと思います。

 んで、一応レシピ。

・ピストン:マルイ純正
・給排気系:マルイ純正
・軸受:ベアリング(ライラ製)
・スプリング:130%(STACK製)・バレル:01バレル(PDI製)
・チャンバパッキン:マルイ純正
・初速:USP用112mm→Ave83.0m/s(0.20g弾)
    Mac10用135mm→Ave86.6m/s(0.20g弾)
・サイクル:Ave19.4r/s(7.4vライラ電ハン用リポ)
・電装系:電ハン用バリカタ(ダーティワークス社取り扱い )





 しかし、この電ハンシリーズは新しくなるたびギミックが凝り、質感が向上していくのは良いことなのですが、それに伴いパーツが小型化しています。作業中の紛失もしばしばでイジリ系としては痛し痒しといったところ。
 特にバネなどはホームセンターに無いような細かいモノを使用しているので無くしたら一大事です(飲酒状態では特に)。
 場所によってはバネと部品を接着しても良いかと思います。

 




 今回の作業で一番困難を極めたのがこのパーツの探索です。





 見つけたとき思ったことは

「あっ、オレ、人生における幸運を結構な量、今使っちゃった……」

 幸福論を語るためのも、電ハンのパーツの細かさは何とかして頂きたいものです。





 ご閲覧、ありがとうございました。



  


Posted by オヤジGUN  at 13:35Comments(5)電ハン