2011年09月30日
プルバップ兄弟
毎度お世話になります、オヤジGUNです。
ここのところ、めっきり秋らしくなり、このテの趣味に適した季節(ガスブロ以外)になりましたが、皆様いかがおすごしでしょうか?
夏の終わりと共に発売された電ハン用のリポも試しましたが、なかなか調子が良いです。電ハンのウイークポイントの一つ「パワーが無い」問題は、ほぼ解決です。
このようにリポの出現で数々のコレクションが復活、見直されているのですが、中には
「復活させたくないGUN」
もあります。
それがこれ、
「FN F2000」です。
G&G製ではありません。メーカー?よく判らない中華製です。
一時、お手ごろ価格でヤフオクに頻繁に出ておりました。
その変態度と、当時ささやかれていた「次期自衛隊採用の小銃の候補にF2000が挙がっている」という都市伝説を真に受けて入手しました。
実物を見ると見事なまでのモナカ構造。特徴であるエジェクションポートもただのモールド、フラッシュハイダもおもいっきりM16です。
「どーすんだ、コレ」
と思いましたが、重量バランスも良く、モナカにしてはなかなかの剛性感。貼り合せはタッピングネジではなく金属スペーサをかましたミリネジ。パッと見、マルイ製をパクったような部品構成。
「これなら何とかなるかも」
と思い、試射。
ケヒャヒャヒャヒャヒャヒャ
という何ともテンプルにカチンとくる発射音。ピニオン調整が合っていない音を想像して下さい。
っていうか、ピニオン調整できません。
ベベルのシム調整でなんとかしようと試みましたが、力尽きました・・・
構造的には完全無欠のモナカ式、マグキャッチは非常によく出来た中学生の技術の工作みたいです。シンプルすぎて潔さすら感じます。ピニオン調整できない以外は・・・。
個人的にはこの合理性は好感が持てます。フィールドストリップの機構や数少ない金属の配置などには設計センスの良さを感じます。ピニオン調整できない以外は・・・。
マルイもハイエンド商品の開発と同時に、特許侵害した海外メーカーを一本釣りしてこーゆー商品をOEM生産させてローエンドなラインアップをすりゃ良かったのに・・・どっかのメーカーみたいに・・・と妄想してしまいます。ちゃんとピニオン調整できるように技術指導して・・・(んっ、シツコイ?)
なぜかというとパッと見、マルイのコピーのようですが、部品の寸法とかが微妙に違います。似た部品をすべてマルイ製に換装したところ、かえって調子が悪くなりました。
中華銃は精度的にはアレですが、これはこれで既存のパーツの精度の悪さでバランスを保っているようです。AKみたいなモンです。
ヘタに部品を交換しないほうがかえって良いという所感を得ました。
だから安定供給できるマルイと同寸にしてもらいたいんだよねー・・・
そうこうしている内にゴム製のバットパットが腐りました。
カスイブンカイってヤツ?
・・・もう、イヤッ・・・
そんなこんなで死在庫と化していたのですが、友人から
「オヤジGUNさん、あのマグロ(F2000)、持って来てください」
とのリクエストが。
「ほう、コイツもやっと変態道が理解できるようになったか」
と喜び勇んで持ち込んだところ
「タボール(安い方)買ったんで、マグロ(F2000)と撃ち比べてみたかったんスよ、同じモナカモデルだし」
との事・・・
実際タボールもモナカ然としていましたが、なかなかの出来。分解してませんけれどもシリンダもバレルも赤のアルマイト仕上げでアルミ製がバレバレですが。
よく練られた設計、優秀な実射性能(箱出しで初速93m/s位、ちょっと散るけどアルミバレル特有の素直な弾道)。オレ的には買いですが・・・
我がF2000は見事、かませ犬の役割を全うしました。
「マグロも結構、良いッスよねー」
・・・じゃあ、オマエのタボールと交換して
と言いたい気持ちを抑え、撃ちまくりました。
うーん・・・、パワーもそこそこだし、まっすぐ飛ぶんだけどなぁ・・・ 音とバットがなー・・・
打ち負かされた様な気持ちを抱えつつ彼と別れました。
本来なら「なにくそ」とチューンに勤しむのですがそんな気持ちすら湧きません。
そんな残念な気持ちを味あわせてくれる電動ガン。それがコイツ、F2000です・・・
「そんな話はいいからダボールの事、もっと書け」
と怒られそうです・・・・・・。彼の気が変わったら、チューンしてご報告できたら良いなー、とか思います。
ご閲覧、ありがとうございました。