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Posted by ミリタリーブログ  at 

2013年01月02日

明けまして(またM4修理)おめでとうございます


明けましておめでとうございます、オヤジGUNです。

奇しくも本年最初の投稿が、記念すべき100回目。
良く続いたものです。
返す返すも、コレも一重に閲覧いただいている皆様と、いつも温かいコメントをお寄せ下さる一部の変態もしくは変態みたいな方々のおかげです。

ありがとうございます。

とは言うものの、別にアニバーサリー的な記事にするつもりはありませんし、それに似つかわしいネタもありません。
いつも通り、いやがらせの様に持ち込まれた修理依頼のご紹介です。

依頼品は3点

・ICS製M4
・JM製(多分)M4(ゾンビキラー刻印)
・正体不明M4

・・・またM4かよ・・・しかも初めて見るメーカーばかり・・・

気持ちとは裏腹に各社M4に関する知識とスキルがギュンギュン向上してしまいます。
誰か

「オレのファマスをカリカリにシメ上げてくれ!」

とか言う漢(おとこ)はいないものでしょうか?(来たら来たで断るけど・・・)





・ICS製M4

ICS製品は初めてイジります。なんでも動くけど弾が出ないとの事。
良く見るとタペプレが折れてます。
ICSの売りはなんと言ってもリアルなテイクダウンが出来るところ。
逆防ラッチを簡単にリリース出来る所も素敵。





しかし、閉じる際、タペプレの位置を確認し、適正な場所に収めないと、挟んで「バキッ」と容易に逝っちゃう事が見て取れました。とはいえ、そんなヤツはトイレで皮をチャックではさむようなクソボケぐらいなものです(私は生涯のうちで3回ほど経験がありますが)。

基本的にはマルイ製と大きく変わらず、マルイ純正タペプレに交換しました。ただ、最近のマルイ純正タペプレは大型化しているので、あえて旧型を選びました。

その他にもマルイ製には無い、細かい工夫が。
チャンバとバレルの機密用に真鍮製リングではなくOリングを使用していたり、フレームもてっきりプラかと思いきやメタルだったり・・・
良く考えられた造りで、なかなか好感が持てます。

但し好感が持てないのはストック取り付け部。ストックパイプ回転止めの凸モールドが厚すぎて他社のストックパイプが入りません。
ストックパイプ欠品の状態で来たのでICS純正はありませんし、手持ちのストックパイプ(マルイ純正、G&P製、キングアームズ製)は軒並み入りません。
亜鉛ダイキャストなので抜きの問題でしょう、奥に入れるにつれキツキツになってしまいます。地味に凸モールドを削ろうかと思いましたが、埒があかないのでこんな加工をしました。





しかもこの部品、ストックパイプ固定用のネジ山がナメてます。

「ナメてんのか!」(あれ、なんか今日オレ、怒りっぽいな・・・)

これも過去ブログにある「ネジ山救出なんとか」という便利グッツで救出。
http://oyazigun.militaryblog.jp/e385477.html

また、試射したところHOPが全くかからない事が判明。虫ゴムが欠損・・・
次から次へと問題と怒りが噴出します・・・なんか私の人間性や耐性を試されているような気分です。

でも仕上がってみるとなかなか良い感じ。
初速は92m/s位出てるし、剛性に関してはG&Pメタフレに慣れた身としてはカタカタ感が無く、なかなか良い印象です。
と思いきや、またしても弾が出なくなりました。

ノズルが砕けていました・・・
平常心を保っていたつもりでしたが、どうやら砕け落ちたノズルを林にブン投げた様子。従って写真はありません。
ノズルもマルイ純正に交換しようとしましたが、シリンダヘッド側のパイプが太く入らなかったのでシリンダヘッドもマルイ製に交換。
今思うとシステマのボアアップノズルでも良かったと思いますが、メンテの事も考慮すると入手しやすい部品の方が良いのでこの選択はアリかと思います。
しかし、海外メーカー製はマルイに準拠していると見せかけてチョコチョコ寸法が違います。しかもシステマ製品もかなり設計思想に影響しています。
またマルイ純正にフル交換してもかえって調子悪くなる物もあるので、困っちゃいます。
http://oyazigun.militaryblog.jp/e260317.html


とは言え、この機種に関しては問題ないようで、最終的には約96m/s、16m/sに落ち着いたので良しとします。
ただ前オーナーの趣味で着けられた出所がよく判らないハンドガードがカタつき、残念だったので一本モノバレルとRASでも着けてやろうと思いましたが、バレルロックが付きません。ネジのピッチは合っているのですが(マルイ純正バレルロックは入る)ネジ谷が浅くてG&P製やパチLaRueのバレルロックは途中で止まっちゃいます・・・





「M31.5×P1.5のダイスがあればなあ・・・」

と思いながらしみじみ試射していますが、本機種、結構飛ぶし、まとまります。
アウタバレルはマルイ型を踏襲しつつもオリジナルよりもがっしり剛性も高そうです。
テイクダウンが出来る分、キワモノ的なイメージがありましたが、既存品を踏襲し、要所要所で改善がなされており、かなり良い印象を受けました。

カリカリにシメ上げれば極上の逸品になる潜在能力を秘めています(イヤ、断るけど)。




お次は・・・
と言いたいところですが、すでにかなり長文になっていますので、本日はここまで、続きは次回という事にいたします。

とはいえ、今回はイマドキな中華M4を垣間見る事ができ、良い勉強になったと思います。
100回を迎えたを期に、初心に戻り、更に精進したいと思います。

・・・と言いたいところですが、今回は部品代も含め、法外な報酬を請求したいと思います。


もし断ろうものなら・・・


「じゃあ、このICSとJM売るか港湾のタコ部屋入って、金つくれや!」
「銀行に借金してこの田舎町にGUNショップつくれや!!」
「そして私をバイトで雇ってください。」

100回目にして暗黒面に落ちてしまいそうです。200回目にはフォースとか使えるようになっているかもしれません。



しかし、マジで近くにまともなショップ、出来ねぇかなぁ・・・



新年早々、愚痴っぽい長文・乱文になってしまいました・・・
コレに懲りずまたお付き合い頂ければ幸いです。




ご閲覧、ありがとうございました。



  


Posted by オヤジGUN  at 23:14Comments(2)修理依頼